長崎県感染症発生動向調査による、令和7年度第46週(11月10日から11月16日)で、定点医療機関のインフルエンザ報告患者数が注意報開始基準(定点当たり10)を上回りました。今後さらに拡大する可能性がありますので、ポイントを参考に感染予防対策をお願いします。
インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症です。毎年流行して多くの患者が発生し症状が重いことから、人の健康や社会に対する影響が大きく、一般のかぜ症候群とは区別して考えるべき疾病です。
患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫(ひまつ)感染」と、患者の鼻咽頭分泌物に汚染されたタオルなどの物品を介する「接触感染」があります。
インフルエンザはこんな症状
インフルエンザの主な症状は、38℃以上の高熱、頭痛、悪寒、関節痛、筋肉痛、全身の強いだるさなどの全身症状です。これらに加えて、咳や鼻水、喉の痛みといった風邪のような症状も現れますが、風邪よりも全身症状が急激で強いのが特徴です。吐き気や下痢などの消化器症状が出ることもあります。
予防、流行拡大防止のポイント
○外出先から帰ったときなど、こまめに流水と石けんで「手洗い」をしましょう
○咳エチケットを守りましょう
○本格的な流行の前に予防接種を受けましょう
高校生世代以下の方や65歳以上の方などには予防接種の助成
を行っています。
○室内は定期的に喚起し、適度な湿度を保ちましょう
○十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけましょう
○人が集まる場所への不必要な外出は避け、出掛けるときはマスクを着用しましょう
周りの方にうつさないため、無理をして学校や職場に行かないようにしましょう。
基本的な感染防止対策