波佐見町自殺対策推進計画(第二次)

更新日:2024年03月27日

波佐見町自殺対策計画(第二次)を策定しました

波佐見町では、自殺対策基本法に基づき、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」を目指し、令和元年6月に「波佐見町自殺対策計画」を策定しました。令和6年度からは、前計画の基本的な方針を引き継ぎつつ、地域の連携強化、町民の心の健康を支えるためのメンタルヘルスケアの充実、自殺予防教育など「生きる支援」を推進するために、新たな「波佐見町自殺対策計画(第二次)」を策定しました。

計画の推進期間

令和6年度から令和10年度までの5年間

計画の基本理念

誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現

計画の目標

『波佐見町の自殺者が一人でも少なくなることを目指します』

▶本町の令和4年度の自殺死亡率は27.6(人口10万対)でした。国の目標に合わせて、令和8年度までに自殺死亡率13.0以下にすることを目指します。

7つの基本施策

(1)地域におけるネットワークの強化

自殺対策においては、医療、保健、福祉、教育、労働等に関する相談等様々な関係機関のネットワークづくりが必要です。町民と行政、関係機関が顔の見える関係を築きながら協働し、地域で支えあう町づくりを推進します。

(2)自殺対策を支える人材の育成

自殺リスクの高い人の早期発見、早期対応のために早期の「気づき」が重要であり、誰もが早期に対応できるよう、『心のサポーター養成講座』や『ゲートキーパー養成講座』を開催します。

(3)住民への啓発と周知

自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こりうる危機」ですが、その心情や背景が理解されにくいのが現状です。住民一人ひとりが正しい認識を持ち、適切な理解ができるよう普及啓発を行う必要があります。

(4)児童生徒のSOSの出し方に関する教育

命の大切さを実感できる教育だけでなく、生活上の困難やストレスに直面した時の対処方法やSOSを学ぶための教育を関係機関と協力して推進します。

(5)自殺未遂者に対する支援

当事者や家族が安心して相談できる場を確保するために、県や医療機関、近隣市町の事業の周知に努めます。

(6)遺された人に対する支援

遺族への支援となりうる相談窓口として情報提供や寄り添った支援を行います。

(7)女性に対する支援

妊産婦などに対して、包括的・継続的な支援を行い、妊娠や育児における悩みや不安に寄り添った支援を行います。

3つの重点施策

(1)高齢者への自殺対策の推進

高齢者を対象とした健康づくり、介護体制の確保、生活支援体制づくりなど、安心して暮らすための包括的支援に取り組みます。

(2)勤務・経営にかかわる自殺対策の推進

職場環境整備やメンタルヘルスケアの体制確保、経済的支援の充実により、生きづらさを抱える人に対する切れ目のない相談支援を推進します。

(3)生活困窮者への自殺対策の推進

医療・福祉の視点だけでなく、社会・経済的な視点を含む地域における包括的な取り組みを推進します。

波佐見町自殺対策計画(第二次)

この記事に関するお問い合わせ先

波佐見町役場 子ども・健康保険課 健康増進班

電話番号:0956-80-6650
ファックス:0956-85-2337
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