波佐見町では、処理場の負荷軽減や汚水管路の詰まり防止のため、各ご家庭に分離ますの設置を義務付けています。「分離ます」や「溜ます」「クリーンます」等々、呼び名は様々ですが、基本的に構造や機能は同じもので、台所排水に含まれる油脂分や細かいゴミを分離して、汚水管の目詰まりを防ぐ機能を持っています。
宅内排水設備の一部となりますので、設置や維持管理は設置者で行って頂きます。清掃をしないと、油脂分が桝内で固まり排水の流れが悪くなったり詰まりの原因となります。
清掃の間隔は、各ご家庭で異なりますが、目安として二週間に一回程度で清掃をお願いします。二週間は、あくまでも目安ですので、一回の清掃時に除去する油等の量に応じて、間隔を調整してください。
台所流しから家の外につながっている1個目の桝が分離ますです。
分離ますの構造
一旦、台所排水を潜らせることで、水面に油脂分が浮き、細かいゴミは底へ沈む構造です。
分離ますの掃除方法
分離ますの構造はメーカーにより違いますので、掃除方法の一例を紹介します。
台所排水の下流側にある直径30センチメートル又は20センチメートルの桝が分離ますです。もし、自分の家の分離ます位置がわからない場合は水道課へお訪ね下さい。
茶こし等の網状のもので、水面に浮いている油や底に沈んだ細かいゴミをすくい取る。
すくった油を新聞紙の上にあげる。バスケットが付いている場合はバスケット内に溜まったゴミも新聞紙の上にあげる。
流出口の網目が詰まっている場合はブラシでこすり落とす。
清掃が終わったら、雨水が入らないように蓋を閉める。除去した油は、水気を切り燃えるゴミとして処分してください。
清掃をせずに長期間放置されますと、分離ます内に油が溜まり、汚水が溢れかえることになりますので、定期的に分離ますの清掃をしていただくようお願いします。
どうして分離ますを設置しないといけないの?