日本国内に住む20歳以上60歳未満の人は皆国民年金に加入し、65歳から基礎年金を受け取ります。
【最低10年の受給資格期間(納付・免除期間等)が必要】
国民年金では、自分が納付した金額により年金受給額が決まり、
もらい始めて約10年で納付額相当の年金がもらえることになります。
納付額と受給額の簡易計算イメージ納付額(20~59歳) | 月額16,520円×12ヶ月×40年=7,929,600円 |
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受給額(10年分) |
795,000円(月額66,250円)×10年=7,950,000円 (67歳以下の方(S31年4月2日以降生まれ)) |
792,600円(月額66,050円)×10年=7,926,000円 (68歳以上の方(S31年4月1日以前生まれ)) |
なお、厚生年金はこれに上乗せして積み立てられます。
公的年金制度は、国民年金(1階部分)と4つの被用者年金制度(2階部分)の二階建ての制度です。
納付額は社会保険料として税控除に利用できます。
また、税制優遇措置の大きい個人型確定拠出年金(通称iDeCo(イデコ))という制度もあります。
この他、自営業等の方の国民年金保険料は、準2階部分として付加保険料(月額400円)というお得な制度があります。ただし、国民年金基金(2階部分)とは併用できず、国民年金基金のみとなります。国民年金基金の制度に付加分が既に含まれているためです。