破損した太陽光発電設備の危険性

更新日:2018年10月16日

災害などにより太陽光発電設備が破損した場合、取り扱いを誤ると危険です

1 感電の防止

・太陽光モジュール(パネル)は光が当たると発電します。また、パワーコンディショナーや電

線等との接続部は、水没・浸水している時に接近や接触等すると感電の恐れがあります。

感電を防止するよう十分にご注意ください。

・感電防止のためには、太陽光モジュール(パネル)は光が当たらないよう、表面をシートや

段ボールなどで覆ったり、表面を下に向けたりして発電しないようにしましょう。複数の太陽

光モジュール(パネル)がケーブル等で繋がっている場合には、ケーブルのコネクタを抜き、

ビニールテープなどで巻いておきましょう。これらの作業はゴム手袋やゴム長靴を着用して

絶縁処理された工具を使ってください。

・モジュール周辺が湿っていたりケーブルなどが切れている等の感電の可能性がある場合

は不用意に近づかず、電気工事士やメーカー等の専門家の指示を受けて、危険を避けて

ください。

2 破損等による怪我の防止

・太陽光モジュール(パネル)は大部分がガラスで作られています。撤去作業等は破損によ

る怪我を防止するよう注意してください。破損に備えて保護帽や厚手の手袋(革製など)、

防護メガネ、作業着等を着用して、危険を軽減しましょう。

3 水漏れの防止

・ガラスが破損した太陽光モジュール(パネル)は、雨水などの水漏れによって含有物質が

流失する恐れや感電の危険性が高まります。防水シート等で覆うなどの水漏れ防止対策を

とってください。

4 立入の防止

・太陽光モジュール(パネル)などの設備による感電や怪我を防止するため、みだりに人が

触ることを防ぐ「囲い」などを設けるとともに、貼り紙などで注意を促すようにしてください。

破損の心配等がある場合、必ず専門業者へ相談してください