新庁舎建設基本計画を策定しました。
本町役場庁舎は昭和36年(1961年)に建設され、すでに58年が経過しています。
しかしながら、建物本体そして各施設の老朽化による設備の劣化が進んでおり、耐震性能が著しく不足していることから、万一の大災害が発生したときに防災・復興拠点としての機能が果たせないことが懸念されています。
そこで、住民代表による庁舎建設検討委員会等での協議を経て、庁舎建設に向けた具体的な条件等を示す「波佐見町新庁舎建設基本計画」を策定しました。
〔👇基本計画のダウンロードはこちら〕
波佐見町新庁舎建設基本計画 (PDFファイル: 5.2MB)
建設位置について
新庁舎の建設位置は、現庁舎位置(現庁舎敷地内)として計画します。
災害・復興拠点に関しては、現庁舎位置は高台であることから水害や土砂災害に見舞われることが少ないと想定され、その機能性を有することが十分考えられます。また、現庁舎位置は町のほぼ中心地であり、金融機関や郵便局に近接であることから、町民にとって利便性が高い機能が果たされているものと考えられます。
庁舎の規模について
本基本計画では、建物の延べ面積を概ね3,000平方メートルと想定します。
基本理念について
新庁舎の建設は、現庁舎の課題を解決するだけでなく、これからのまちづくり計画でめざしていく姿を実現するものでもあります。そこで、基本理念を次のように定めました。
基本理念 | 概要 |
(基本理念1) 町民にやさしく親しまれる庁舎 |
子どもから高齢者まで誰もが利用しやすい機能性を持たせ、町民がくつろげるフリースペースを設けること。町民が気軽に立ち寄ることができる庁舎づくりをめざす。 |
(基本理念2) 町民の安全・安心を支える庁舎 |
地震・台風・洪水などによる災害発生に備え、防災拠点及び後方支援さらには復興拠点としての機能を有すること。高度な耐震性や防火性を持たせ、災害に対応できる強固な庁舎をめざす。 |
(基本理念3) まちづくりと連携した庁舎 |
周辺施設や町民の取組みと連携して、活力あるまちづくりの形成に寄与する庁舎をめざす。 |
(基本理念4) 波佐見の景観に溶け込んだ美しい庁舎 |
波佐見のシンボル的な存在として、波佐見らしさを表現した、町民が誇れる庁舎づくりをめざす。 また、自然の豊かさに上手く調和した庁舎づくりをめざす。 |
基本的な機能について
1.窓口・相談機能
低階層は、来庁者の利用頻度が高い窓口機能を集約し、業務の関係性が高い部門を隣接して配置するなど、来庁者の利便性を重視した配置とします。各窓口では、手続きに伴う各種相談ができるようプライバシーに配慮します。
2.行政執務機能
行政サービスを機能的・効率的に提供し、将来の行政需要の変化に柔軟に対応できる執務空間をめざします。
3.交流空間機能
わかりやすく利用しやすい施設となるように配慮するとともに、日頃から住民のふれあいの場として親しまれる庁舎をめざします。
4.防災拠点機能
防災拠点として、地震や水害などの災害時であっても庁舎機能を中断することなく継続して使用できるよう、耐震性、耐久性に優れた計画とします。
5.議会機能
議決機関としての独立性に配慮しつつ、町民へ開かれ充実した機能をもつ空間をめざします。
6.環境配慮機能
省資源・省エネルギー対策に配慮した設計と設備の導入を検討し、環境負荷の低減に努めるとともに、地域性や歴史性を感じる親しみやすい庁舎をめざします。
経済性への配慮
業務内容に応じた配置計画や部屋面積の設定を行い、効率的な平面・階層計画を行うことで、スリムな庁舎設計をめざします。
1.コストの低減
(1)無駄のない機能的な施設づくり
(2)経済的な材料、工法の選定
(3)合理的な設備システム
2.庁舎の長寿命化
省エネルギー、長寿命化を意識した建物・設備を整備し、低炭素社会に向けた環境負荷の低減とともに、施設運営・維持管理に必要な費用の軽減を図ります。
新庁舎建設の計画手順
新庁舎開庁までの手順は、下記のとおりとなります。
新庁舎建設のスケジュールについて
検討体制について
新庁舎建設の基本計画策定にあたり、下記のとおり検討体制を取りました。
- この記事に関するお問い合わせ先
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波佐見町役場 庁舎建設推進室 庁舎建設班
電話番号:0956-80-6660
ファックス:0956-85-5581
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更新日:2019年12月16日