フォトニュース やきもの大使
波佐見町やきもの大使に中島誠之助さんが就任されました。
「開運!なんでも鑑定団」に出演されている古美術鑑定家の中島誠之助さん(東京都在住)に「波佐見町やきもの大使」に就任いただくこととなり、2月28日に陶芸の館において就任式が行なわれました。
中島さんは、現在本町の「めし碗グランプリ」の特別顧問を務められておりますが、今後波佐見焼の知名度向上のために、全国各地でのイベントや講演などで波佐見焼をPRしていただくこととなりました。
就任式終了後、昨年5月に江戸時代の波佐見焼を中心とする600点を超える古陶磁を寄贈された藤田雅敏さん(大阪府在住)とのくらわんか対談が行なわれました。対談の内容の一部についてご紹介します。
くらわんか対談を行なう中島誠之助氏と藤田雅敏氏
(司会)くらわんか碗を集めるようになったきっかけをお聞かせください。
(藤田)27年前、お祝い返しをしようと思い、骨董品に入った。そこで、自分のために一品皿を選んだところ、店主から「あなたは”くらわんか”が好きなんですか?」と言われて、それが初めての出会いです。
(司会)くらわんか藤田コレクションを見学した感想をお聞かせください。
600点を超える”くらわんか碗”を寄贈された藤田氏
(司会)くらわんか藤田コレクションを見学した感想をお聞かせください。
(中島)600点以上にものぼる収集には頭が下がります。収集しようという人生の巡り合わせがあったのでしょう。波佐見町にとってよかったですね。藤田さんはよくぞ寄贈されましたね。この業績は素晴らしいと思います。
(司会)くらわんか碗の魅力をお聞かせください。
両氏は陶芸の館内の藤田コレクションを見学されました。
(藤田)手に取ったときの磁器の厚さに驚きました。くらわんかは磁器でありながら「つちもの」という薫りがするんですよね。
(中島)くらわんか碗は、無心に筆を運んでいるから、健康な美しさがうかがえるんですよね。
(司会)午前中に、中尾山の窯跡を見た感想をお聞かせください。
(藤田)窯跡を見て、波佐見では産業革命以前から分業体制が確立されていたのをあらためて痛感しました。
(中島)窯だけではなく、従事する人のエネルギーを感じるとともに、人間の暮らしの息吹を感じますね。
(司会)本日は、素晴らしい対談ありがとうございました。
(敬称略)
司会…教育委員会 中野学芸員
陶芸の館 電話番号 0956-85-2214
長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2255-2
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波佐見町役場 商工観光課 商工観光班
電話番号:0956-85-2162
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更新日:2018年03月23日